[ 2014正月文]






「・・・・な、なあ、真ちゃん」
「何だ」
「いや、その・・・・」




――――――――― なんでこんな状況に陥ってるんだオレ、と高尾は混乱した頭でそう思う。




つい先日、押せ押せで無理矢理Getしたコイビトの座、
それはどちらかと言えば自分がイニシアチブを持っていたはず、ではなかったか。




「・・・・や、やっぱオレがこっち、なワケ?」
「当然なのだよ」
「・・・・何が当然、 ・・・・・当然て何・・・・」




それが、何故にナニユエに今、
自室にてベッドの上にて、自分が組み敷かれる破目に陥っているのだろう。




混乱しまくる頭で、ゆっくりと一つ一つ 『本日、ここに至るまでの道程』 の事と次第を一つ一つ思い出して思い返してみれば、
実のところややこしいことなど何一つあるわけじゃない。


今日は休みだ → 真ちゃん誘って自宅でまったり → ちょっと待てもしかしたらエッチ出来んじゃね? → 家族留守だし確率UP → 速攻電話 → 真ちゃん来た → お誘い → えっマジOK? → ドサリ → バサリ → ごそごそ → ベッド上に移動成功 → ・・・・? → ??? →!!???(※今ココ)


従来なら元来なら(?) 高尾の脳内シミュレーション通りであったなら、正に記念日! アニバーサリーデー、今日は最上に善き日、になるはず、そうであるはずなのに、
なのに。


それなのに、
「真ちゃんエッチOK?」
「・・・・・・・・まあ、構わないのだよ」
「えっマジで!?」
「二言は無い」
そんな短いやりとりのあと、
気付けば有無を言わさない感じでずいずいとベッドに向かって押し切られ、
「え? ええ? えええ?」 と思っている間に緑間に組み敷かれる体勢、そして今に至る。


「異論があるなら言え」
「いや・・・・異論、ていうか・・・・オマエからその気になってくれたのはすげー嬉しいんだけど、」
どっちかって言ったら立場的に逆の方希望、なんだけどと正直に告げると。
彼はその眼鏡をくい、と一度押し上げながら、一言で。
「却下だ」
オマエと絡むならこの位置は譲らん、と強引に言い張り、引く様子も気配もない。
強引すぎるほど強引な緑間の主張に、ほんの僅か高尾は呆れて、それから苦笑した。
まあこの前強引にチューして告ったときも、どちらがどちら、どっちが上、どっちが下、とも何とも言ってなかった決めてなかったのは確かに確か、なのだけれど。
まさかそこからあの流れから、自分の方が組み敷かれるとは爪の先、髪の先ほどの予測もしていなかった。
(・・・・でも、ま、いっか)
腹を決めた(?) 途端、高尾は全てを予定調和に向けた方向に持っていく。
いとしいいとしい真ちゃんがせっかくせっかくその気になってくれている。
自分が予定していた立場とはまるきり逆、反対になってしまってはいるけれど、
まあ、それはそれこれはこれ。
どちらにしろ、どんなココロ具合なのかは不明だが、緑間がその気になってくれている今が好機。
こんなチャンスは逃してしまえばきっと二度と訪れない。
「度胸あるな真ちゃん。 やり方、わかるか?」
苦笑混じりに一応、そう尋ねてやると、彼はどこまでも真面目くさったいつもの表情で。
「それはオマエも同じだろう。 一応、それなりの知識は持っている」
「・・・・んー、んじゃ、大丈夫か」
同性を抱く、同性に抱かれる、というSex。
とはいってもほんの少し行為に違う部分と箇所とがあるだけで、異性とのものと大して変わりがある訳でもない。
だから、まあ、自分としてもそれほど行為自体に危惧はしていないのだが。
何だか素直に言うコトをきいてやるのも少しだけ悔しかったから、
「下手だったら、途中で交代させるからな」
煽る意味も込めて、自分のベッド(緑間には少し狭いと思う) の上、へらりと笑って、しかし本気を込めて告げてみると。
「そんな余裕は与えないのだよ」
「、」
ふっ、と口許だけに僅かに浮かべられたその小さな笑みに、「やべ、」 と逡巡してしまったところで。
それまで高尾の肩を抑えていた緑間の長い腕が、背中に回ってきた。
前傾的に上半身もその分、近付いて、必然的に互いの身体の距離はほとんどなくなる。
今にも吐息が触れ合いそうなところまで接近してやっと、
あー・・・、こうやって見るとやっぱ体格差ありまくりだよな、となんだか妙な気分になった。
「なんつーか、オレ、自分が思ってるよりも真ちゃんに愛されてた???」
「・・・・・・・それはわからん」
「う。 そこは頷くところだろ・・・・」
ここまできたら、もう後には引けないことくらいはいくらなんでも承知の上だ。
だがしかし、物事には一見不必要とも思える前口上が必要なときもあって、たぶん今はそのときなのだ。
「言っとくけど、オレ、経験ナシだからな。 オマエだって」
経験ないはずだよな、と高尾が言葉にする前に、
「人事は尽くす」
音もなく空気が動いて、緑間の方から唇を寄せてきた。
気付けば眼鏡は取っていた。 一体、いつ外したのかも分からなかった。


ゆっくりと、確実に重ねられてくる感触。
よくよく考えてみたら、緑間とキスをするのも今日でまだ三度目だ。
しかも一度目・二度目は先制攻撃のようなものだったから、改めてきちんと触れ合うのは本当にこれが初めてで。
なのに本格的になったらオレがされる方かよ、と高尾は思いながらも、負けじと自分も腕を伸ばして、
より深く、深く重なる。
二度三度と数回啄ばんだ後、お互いを味わう長い口付け。
「・・・・ん」
ねだるように口唇を開いて舌を伸ばせば、理解したのか緑間は吸い返してきて、しばらく互いの唇を貪り合った。
そうして口付けたまま、シャツの下に手が入ってきた。 脇腹を撫でられる。
途端、ついくすぐったくて、小さく身じろいで一度唇を離すと、
「・・・・・・・・最後に確認するが、家族は戻ってこないのだな?」
キスで乱れた前髪をかきあげながらの、緑間のその眼鏡を外しても端整極まりないその顔立ちに、毎日眺めているはずのそのカオに、ついつい瞠目する。
「来ねーよ。 平気」
きっぱり答えつつ、
自ら手早くシャツの釦を外し、袖から腕を抜いた。
そのままシャツを床に放って、「ほら、オマエも」 と緑間を急かし、同じように上半身裸にさせて肌を確かめた。
毎日のように見ている身体。
けれどほとんどはユニフォーム越し、素肌の状態をここまでまじまじと眺めやるのも勿論初めてで、
こうして触れた肌で感じた緑間の体温は高尾が思っていたよりも心持ち高めで、
「あれ、オレより体温高いかも」
「・・・・普段は低めなのだよ」
「てコトは、真ちゃん興奮してるってコト?」
「・・・・・・・」
「興奮してるから血の巡りが良くなって、」
「もういい。 黙っていろ」
図星、だったのか。
そうでないのかは本人にしか分からないまま、
前触れもなしに緑間が首筋に顔を落としてきて、ぺろりと舐め上げられた。
「っ・・・・、」
たまらずぴくりと小さく震え、反応を見せるその位置を繰り返し何度も何度も舐め上げられ、それから唇を上に滑らせられて耳朶を食まれる。
「っ・・・っ・・・・!」
途端にぞくぞくとした感覚が首筋を走り、次に軽く噛まれ、
「も、いい・・・・!」
くすぐったいからそこはもうイイ、と言ったのだけれど。
「我慢しろ」
手を抜くつもりは微塵もない、と宣言されてしまい、
「・・・・・っ」
何だかまたも小さく笑ったかもしれない緑間に高尾が息をのんだ途端、その耳にまたも唇を寄せられながら、手のひらが胸元にも這わせられた。
その手が、胸を撫で上げてくる。
数回あちこち彷徨い、そのうちにまだ柔らかな小さい突起に指先が触れた。
そのまま軽く繰り返し転がされたそれはすぐにツンと硬くなり形作られ、
摘まめるようになった小さな粒を逃さず摘まみ上げられ、たまらず身じろぐ。
「・・・っは、・・・・っ・・・」
その感覚はくすぐったいのとは少し違って、そこから重い何かがずくんと下半身に直結するような、
そんな甘苦しい性感。
わかっているから、一挙に熱を帯びる吐息と、落ち着かせようとしても落ち着かない呼吸。
それを見越して、緑間はそれまで押さえていた片手を離し、本格的に高尾の上に乗り上げる体勢を取る。
そして空いた片方の手では指先での愛撫を続け、もう片方の手はベッドと高尾の背中との間に回して身体を固定させ、抱き込むようにして片側の突起に口付けた。
「・・・・ッ!」
濡れた感触に、ビクリと震える高尾の身体に目を細め、更に乳首を舌で弄る。
乳首は小さく、おまけに濡れているために滑って逃げてしまい、なかなか捕まえづらい。
捕らえたかと思えばすぐに逃げていってしまうそれをしつこく舌先で追い、ようやく舌と唇で捕らえたところで軽く吸ってやると、
「ン・・・・っ・・・!」
たまらず漏れた高尾の声。
抑えられなかった声に、認めるのも少々癪だが心拍数があがる。
先日部室でいきなりキスを仕掛けられた意趣返し、とばかり、
そんな声をもっと出させてみたくて、続けて何度も吸い上げてみると、
我慢できなくなったのか高尾は胸元の緑間の後頭部を軽く、続けざまにぐいぐいと押してきた。
「も・・・・っ、離、せって・・・・」
「今更何を言い出す」
「だ、から・・・・ッ、そこはもういいから・・・・」
懸命に荒い呼吸を抑えようとしているらしいが、全然隠せていない。
それなら離すが、と緑間はあっさりと胸を解放してやって、
代わりに手をその更に下に滑らせた。
そして迷わずまだ着衣していたままの下半身、ベルトのバックルに手をかけたところで。
「・・・・!」
思わず、と言うよりつい咄嗟に、と表現した方がいいだろう。
半ば反射的に、高尾が緑間のその手を掴んできた。
「おい、・・・・・・」
固く掴まれて、緑間の動きも一瞬止まる。
「・・・・・・、」
視線が一瞬交差した、けれど。
掴んできた手はすぐに離れていき、手際よくベルトを抜き取った。
やはりどうしてもいざとなると多少なりともの羞恥というものは消えないのだろうし、自分だって少なからずそうだ。
だがしかしどちらにしろもう二人とも後戻りは出来なくて、全ての着衣を奪い去り合う。
今が夜なら、暗闇が助けになってくれるはずでもあるのだが、
思いきり日中。 昼間。 部屋の照明など点いていないのに、やたら明るい。
「な、真ちゃん」
「・・・・・・。 何だ?」
ふいに名前を呼ばれ、
「・・・・オマエ、すげー、やらしいカオしてる」
言われて、普段なら頭から否定。 超否定。 激否定。 するはずのそんな台詞を投げかけられたにも関わらず、
「それはお互い様なのだよ」
大して声も荒げず、軽く流せた自らに緑間は頭の片隅で感心しながらも、
組み敷いた身体を眺めやる。
意識せずとも視線は当然、顔、胸、腹、そして下腹部へと下がっていき、自然と辿り着く場所は、
「・・・・・・・、」
先程の胸への刺激で、すでに反応を見せ始めていて。
何故だか我慢できず、高尾が既知するより早く手をその箇所に滑らせて包み込んだ。
途端、手の内のそれと高尾の身体が大きく跳ね上がる。
確かに芯を持つそこを、包み込む手のひらでまず軽く数回上下させてやると、
先程よりも更に熱を持った声が聞けた。
「・・・っ、く・・・・」
擦りあげてやるうちに、掌中のそれが硬さと大きさを増してくる。
繰り返していくと、熱くなった先端からじわじわと透明な蜜が溢れはじめ、
それは一撫でごとに滲み出る雫が大きくなり、ついには先端から音もなくつ・・・・、と茎を伝って緑間の手に流れ落ちた。
自分の手を濡らした蜜の源泉、またもや雫を溜めている先端を拭ってやるように、しっかりと指の腹で擦り上げる。
「! っぁ、・・・・ッ!!」
と、拭うどころか刺激された先端部は、より一層先走りの蜜を溢れさせ手を濡らし、
扱き上げてやるたびに少しずつ、濡れた水音がするようになった。
「オマエもこう、なるのだな」
その様子に感嘆混じりで思わず呟いてしまうと、高尾の耳にもきっちり届いたらしい。
「ッ・・・・!」
咄嗟に膝を閉じようとするが、こんな場合どうしたって緑間の方が早い。
閉じかける両膝に素早く手を当て、左右に開かせた間についでとばかり、身体を割り込ませる。
緑間のそんな行動は、流石の高尾も全く読めなかった様子で。


「し、真ちゃん???」
疑問符を頭の上に浮かべまくっている。
「このままじっとしていろ」
「なッ・・・・!」
勃ち上がり、眼前で濡れて震える自身に向けられた緑間の視線の意味に高尾が気づく。
「っ、しなくていい! そこまでしなくてもいいって!!」
いくらなんでも、と予測される行為から逃れようと懸命に身を捩るけれど、最初に思いきり両膝を押さえ付けられ固定されてしまっているため、
せいぜい悪足掻き程度にしかならず、緑間を阻むことはできなくて。
「人事は尽くすと言っただろうが」
「こういう時そういう言葉は使わないっつーの! ・・・・っ!!?」
割り開いた膝の間、中心部に唇を落とそうとする緑間が到底やめる気はない、と知って高尾が焦り出す。
ちょっと待てストップ、ストップと言われたところで、無論のこと待ってやるほど聞き分けがいいはずもない。
「ほ、ホントにいいって、 ・・・・っッ!!」
制止の言葉を並べ立てる高尾を完全無視、そっと唇を先端に落とした。
「ぅ、あ・・・・っ・・・・っ!」
それから宥めるように舌で先端を舐めあげる。
続けてぱくりと口中に含み入れ、口腔内で味わうかの如く吸い上げながら扱いていくと、たまらず高尾の腰が上下に揺らめいた。
唇から逃げようとしているのか、それとも快楽のためなのか判断がつかず、
とりあえず逃がしたくはないからしっかり腰を押さえつつ、今度は舌を使って全体的に刺激を繰り返す。
「く・・・・ぅ、・・・・ッ・・・・っ・・・・」
快楽がたまらないらしい高尾の指が自分の髪の中に伸ばされ、
縋るようにそこから引き剥がそうと緑間の髪をぐいぐいと引っ張ってくるけれど、まったく力が入っていない。
構わず口腔の高尾自身を強めに扱き続けると、
「ぁ・・・・ッ!」
強い愛撫に高尾の腰が跳ね上がったのが感じ取れた。
施されていく口淫に、高尾の息がみるみるうちに荒さを増し、呆気ないほど簡単に乱れていく。
「・・・っは、・・・・っ・・・ぁっ、やべ、滅茶苦茶・・・・イ・・イ・・・・っ・・・」
「それは何よりなのだよ」
と告げてやった途端。
「〜〜〜〜ッ!!」
含んだまま喋ったせいか、それが高尾にはつらかったらしい。
声にならない声で喘ぎ、瞬時に先端より溢れ出る蜜の量が増した。
口中に流れてくるそれを舐め取り、溢れる先端を軽く吸ってやると、まるで苦しいのかと錯覚しかねない声と共に喉が仰け反った。
「・・・・・っく、・・・・っ・・・・」
先端を吸ったあと、全体を愛撫すると腰を揺らして高尾が戦慄く。
そんな姿はどこかもっと快楽を欲しがっているようで、
括れの部分までを口中に含み、浅いところだけを粘膜で刺激してやると同時、
根元から裏にかけての箇所は添えた指で、何度も何度も往復させて刺激を与えた。
「、ぁ・・・・ッ、真、・・・・ッ・・・・!!」
自分を呼んでくる声と、立たせた膝ががくがく震えだす。
そろそろか、と察知しつつ敏感な先端を舐め続けていくと、今度は身体までもが小さく揺れ始めた。
「っ・・・・んっ・・・・っ・・・・もッ・・・・・・・!」
「ああ」
高尾が限界を告げてくるのを合図として、緑間は一層手と口での刺激を激しくしていく。
「ッ!? ッ・・・・!!?」
限界が近づけば、無論のこと緑間が口を離すと思っていた高尾が目をみはる。
が、悠長に緑間は咥え込んだままで、
「・・・・っあ、うぁ・・・・っ・・・・」
高尾の声が切羽詰まっていく。
連動して緑間が、限界をもう目の前まで迎えた先端の吐精を促すよう、
孔部分を舌先で抉って一際強く刺激してやった途端。


「――――――ッッ!!」
身体を仰け反らせ、口中に音もなく吐き出される白蜜。
緑間は温かなそれを、苦味に少々眉を寄せながら嚥下した。










「・・・・っは、・・・ァ、・・・・っ・・・・」
一方、高尾は達したあとの収まらない呼吸に苦労しているらしい。
何度も何度も荒い息をつき、呼吸を整えようとしているがなかなか上手く行かず、
結局緑間が口許を拭い、が顔を上げ身体を一旦起こしても、くたりと背中をシーツに預けたままだった。
「気分は」
「どう答えろってんだよ・・・・」
とりあえず様子見で声をかけると、ここでやっとシーツの上に肘を付くかたちで半分ほど上体を持ち上げ、呆れた声と一緒に自分の方を恨めしげに見てきた。
そして顔も微妙に赤い。
「なんで離さなかったんだよ!」
「離せばよかったのか?」
聞き返せば、高尾は一瞬絶句して、それから。
「当然だろーが! あーもー、オマエほんとマジになると怖いよな・・・・!」
やり方もなんでどうして巧いんだよ、
しかも初めてで飲めるってどういうコトだよ、などとブツブツ言いながらも、
結局面と向かっては口にせず、
あるイミ納得するわ、とぼそっと呟いて、それから。


「・・・・まあ、オマエだからな」


言って気を取り直すよう、緑間の唇に吸い付いてきた。


「ン・・・・」
深く深く口付けた唇、互いの唾液が混ざり落ち零れていくのも構わず、激しく舌を絡めて吸う。
「・・・・ふ、」
息継ぎのため僅かに離れた直後また吸い合い、濡れた音が鼓膜を打って、それは情感を否が応にも高める。
「・・・・んッ・・・・! っん・・・・っ・・」
舌を捕らえながら腰を引き寄せ、先刻達したばかりの高尾自身に触れると小さく身体を震わせ、
過敏極まりなくなっている自身に触れられてたまらないのか、苦しくなった息のもとキスから逃れようと首を振って唇を離した。
「もっ・・・・いいって、」
触れている太腿が小刻みに戦慄く。
過敏この上ない箇所に連続して触れられ、感じすぎてしまうらしい。
ゆるゆるとかぶりを振られ、つらそうに制止してくるけれど。
与えているのは苦痛ではなく快楽で、それは身体でわかっていたから。
「遠慮する意味も無い」
言い切り、再びその膝に手をかけた。
「いいって・・・・! 真・・・・ッ・・・・!」
察して高尾が腰を慌てて引きかけるが、力ずくで引き戻す。
目にした高尾自身は触れられてまた硬くなり始め、上を向いている。
「ん・・・っな、もうッ・・・・・っ、・・・・!」
「黙れ」
「っ、ひ、ッ・・・・ッ!!」
構わず銜えると、腰と自身が同時に震えた。
覚えた高尾の味、そして弱い箇所。
覚えたてのそんな箇所、裏側を何度も何度も舐め上げる。
「うぁ・・・・あ、ッ・・・・!」
舐め上げて高尾自身が力を取り戻していくにつれ、自身に添えていた片手をゆっくりと更に下部に移動させていく。
辿り着いた後ろを指で包み込んでやり、軽く揉み込んで柔らかな快楽を与えてやったあと、
もう一段階下の行為、更に奥まった部分へと指を潜り込ませると、
「・・・・・・!」
瞬間的に高尾の身体が強張った。
制止されるか、と思ったのだけれど。
「・・・・・・・・」
思いのほか高尾の制止はなく、しかし身体の強張りは抜けていない。
どうしてもそれは仕方がないことは緑間だって知識として、わかっている。
「高尾」
「・・・・あ・・・、何?」
身体を半分ほど起こし、顔と顔を合わせて。
「堪えられなくなったら、即座に言え」
「ん。 ・・・・なるべく、我慢するけどな」
唾液で充分に濡らした指を最奥に持って行き、少しでも緊張をとくために周辺を何度かさすってやり、それから固く窄まったその箇所にそっと宛がった。
く、と軽く挿入を試みるけれど、当然にして今まで他のものを受け入れたことのないそこはきつく閉じ、
指の一本さえ入らない。
何度か試してみても身体の緊張はなかなかとけず、そこには力が入ったままだ。
「力を抜け」
「・・・・ん、」
「もう少しだ」
努力はしているようだが、このままだと正直、緑間としても・・・・・・キツイ。
僅かに考えたあと、
「ふ・・・・っ・・・!」
高尾の意識を別のところに向けさせようと、すっかり勃ちあがっていた自身に軽く口付けた。
今度は高みに向かわせるのではなく、宥めるようにちゅ、ちゅと吸ってやる。
「・・・はっ・・・・、ぁ・・・・っ・・・・」
快感に、身体は迷わず反応する。
甘い声と共に身体から力が抜けたの見計らい、押し当てた指を素早く一本埋め込んだ。
「ッ!」
瞬間、高尾は大きく身体を震わせる。
「キツイ・・・・か・・・」
きついながらも、僅かに内部の指先を動かすと、高尾が息を詰めるのがわかった。
「痛みは」
「・・・あんまり無い、・・・・けど・・・なんか、」
ヘンな感じで落ち着かない、と困ったような表情で、高尾は言う。
「苦しくもないのだな?」
「・・・・たぶん」
「それなら、そのまま力を抜いていろ」
ゆっくりと注意を払いながら内部の指を蠢かして探りを入れてみる。
「・・・・っ・・・、」
自分の内側で指が動く感触に、再び高尾の身体が仰け反りを見せたけれど、
どうやらそれは感覚から来たもののようで、痛いとも苦しいとも言っては来なかった。
引き続き緑間は、内側の性感帯を探り当てるため、
確実に指が触れられる場所を余さず確認し、押し上げたり軽く擦ってみたり。
指が中で動くたび、高尾から落ち着かない吐息が漏れた。
と、僅かに指先を折り曲げて動かした矢先、
指の腹が他の内壁とは微妙に違った、心持ち感触の異なる場所を見つける。
「・・・・・・・・」
つい気になり、触れた指の腹でそのまま軽くその箇所を押し上げてみたところ。
「ひ、ぁ・・・・ッ!!?」
突然のことでどうすることもできなかったらしく、高尾が突然喉をさらして身悶えた。
「――ッ、 っ・・・・!?」
直後、一瞬どれだけ感じてしまったのかも何故自分の身体にそんなことが起こったのかもわからない様子で、荒い息をついている。
「此処、か?」
確かめるように問いかけると、やっと感覚の正体を高尾も理解したようで。
「、かも、な・・・・」
頷き返す返事に、緑間はもう一度、前触れもなしに同じ位置に定めた指を突き上げてやる。
「ッく、う・・・・っ・・・・!」
今度は先程の声より、明らかに感じている声。
たぶんこれなら此処は確実で。
それなら、と小さく震えている高尾自身に唇を這わせながら、
中と外、両方の性感帯に刺激を与えてやろうと、集中的に愛撫を送る。
「あ・・・・っあ! い・・・・ッッ・・・・!!」
ぐいぐい、と指を連続して押し上げると、高尾は身体全体を大きく仰け反らせて声をあげた。
合わせて前も吸い上げてやると、たまらず腰が揺らめき始める。
「・・・・っは、・・・ぁ、・・・・・ぁ・・ぅ、ッ・・・・」
強くもなく弱くもない愛撫が、とても悦いらしい。
腰が揺らめくにつれ、最初はかなりきつかった内壁もだいぶ蕩けてきて、埋め込んだ指も随分と自由に動かせるようになった。
頃合いを見て緑間は、高尾自身から溢れ続けている蜜も使い、二本目の指を潜り込ませようとする。
「う・・・・あ・・・・!」
が、倍の圧迫感はさすがにつらかったらしい。
爪の先だけは受け入れてくれたのだが、それ以上は進めず抵抗が弱まらない。
仕方なくその指を埋めることを一旦断念し、そこに指の代わりとして唇を寄せた。
「な・・・・ッ・・・・!」
柔らかなその唇の感触が触れて初めて高尾は緑間の意図に気づいたようで、
何とか逃れようと慌てて身を捩ろうとする。
けれどこの状態、両脚は緑間がしっかりと抑えつけている上、
まだ内側に埋められたままの指先は、ずれることなくの悦点に置かれたままで、どう努力したって所詮大して動けるはずもなく。
「大人しくしているのだよ」
言いながら指先でくいくい、とその場所を刺激してやると、
震える高尾自身からとろりと蜜が零れた。
それはまるで触れられるのを嘆願しているようで、期待通りに触れてやれば。
「っ、あぁぁッ・・・・!」
身体を仰け反らせ、腰が浮いた。
それを幸いとして、より一層緑間の方に向け差し出されるような形になった最奥に、
しとどに唾液を乗せ絡ませた舌を、すかさず差し入れる。
先に埋めてある指で、出来るだけその部分をほぐしてやりながら差し入れた舌でぺろりと舐め上げた途端、
ビクン、と悶える身体。
「・・・・あ、あぁ、っ、・・・・く・・・・ッ・・・・っ」
舌で何度も舐めあげてやるたび、
緑間の片手に押さえ込まれている高尾自身はとめどなく蜜を滴り落とす。
とろとろとその手を伝い落ちていく蜜は後ろにまで到達し、最奥を更に濡らす手助けをして、
舌と指を動かす都度、湿った音が響くようになった。
合わせて聞こえてくる高尾の吐息も、掠れて荒いものになっていく。
「・・・・ッ!!」
舌の隙間から、もう一本指を埋めてみる。
先刻は無理だったそれも、舌での愛撫と唾液と蜜とで潤って蕩けだした内壁は、僅かに抵抗を残しながらも長い指の付け根まで飲み込んだ。
内側、二本の指でほぐした箇所に限界まで深く舌を滑り込ませ、丁寧に舐めてやる。
「ぁ・・・・・っ、あ・・・・」
僅かに違う感触の場所を、届いた舌先で突付くように舐めあげると、
高尾は全身を小刻みに震わせた。
同時に、自身の先端から零れる蜜にも白いものが混じり出す。
「あ、も・・・・・・っ・・・、や、りすぎだ・・・・って・・・!!」
「・・・・構わないだろう」
さらりと返答しつつも、
快楽に酔いきった高尾の声に自らも知らずのうち、喉が鳴る。
伝い落ちてくる白蜜に、二度目の絶頂が近づいたことを察知すると緑間は舌を引き抜き、濡れそぼる高尾自身を口中に含み入れ、
そしてすかさず後ろには再びもう一本、指を受け入れさせた。
全部で三本の指で、仕上げとばかり柔らかくほぐす。
中でも一番奥まで届く中指で、悦ぶ場所を重点的に擦った。
「・・・っんぁ、ぁッ、 ま、た・・・・っ・・・・!」
高尾が言い終わらないうちに、指を埋めた内壁がきつく強く締まってくる。
きゅうきゅうと締め付けてくるそれに構わず、心持ち乱暴に指を出し入れさせる。
「ッ、あ・・・・っ・・・・!!」
「・・・・出しておけ」
ぐい、と内側を押し上げ、銜えた先端をきゅッと強く吸い上げた直後。


「ッ・・・・! ・・・・ぁ、――・・・・ッ!!」
高尾は掠れた声をあげ、
二度目の白蜜を、もう一度緑間の口中に噴き出した。




「・・・・・・・・」
先刻と同じく飲み下し、緑間が高尾の顔を窺い見ると、
今度は呼吸を整えるだけの気力も残っていないらしい。
全身をシーツに沈め、荒い息のまま見上げてくる。
「高尾」
名を呼ぶと、
「・・・・・・ん」
一応小さく反応はしてくる。
けれど余韻のためか、それは随分曖昧なもので、
分かっているかオマエ、とつい確認したくなったのは、
さすがにその、緑間としても此処から引き返せる状態ではないからであって。
「・・・・・・・・ん。 来いって」
そんな状態でありながらも、聡い高尾は小さく笑って促す。
「息。 荒いの見え見えだから」
それもこれも仕方がない。 欲動には勝てない。 そもそも先に誘ったのは高尾の方なのだし。
「お互い様だ」
告げて、再び指でもう一度最奥に触れてみると、そこは変わらず熱く柔らかく蕩けたままで。
ぐち、と僅かに音を立てるそこに、猛った自らを添える。
「・・・・ッ、!」
その熱と、先端を飲み込ませてくる感覚に、高尾の手に力が入ったのが見て取れた。
構わず緑間が腰を押し進めるにつれ、否が応にも眉を寄せ、
先程までの指とは絶対的に違う圧迫感に耐えているようで。
「・・・つらいか」
「・・・・・・、」
一旦腰を止め、訊ねるけれど高尾は何も言わず、ただ首を横に振る。
しかしそんな否定の仕種も噛み締めた唇と、寄せられて苦しげな眉を見れば無理をしているのが一目瞭然、
全く隠せていないのだよ高尾、と呆れて息をつきながらも、一度先端部分を全て埋めてしまえば、
あとはゆっくりと、それほど苦せずに挿入し終えることが出来た。
根元までを深く高尾の中に埋め込んだまま、動かずに彼の身体が慣れるのを待つ。
「上を向け」
俯きがちだった高尾の顔を自分の方に向かせ、
些か無理な体勢を承知で、上半身を重ねる。
そして強張って緊張している身体を馴染ませる努力をしているうちに、
当初は痛いほどに締め付けてきていた内壁が幾許か余裕を持ったのか力が弱まり、
僅かだが高尾も落ち着いてきたのか、小さい吐息を何度もついた。
「・・・・っ、真、」
そして緑間を見上げ、痛みによるものなのか、それとも別の何かなのか一概には不明だが、
それによって齎される感覚に耐えながら、苦笑にも似た笑みを浮かべてきた。
「・・・・う、ごけよ」
「何?」
端々が掠れ、よくよく聞き取りづらい。
が、
「動け、って。 、イイから」
「・・・・痛みは無いのか」
「それ聞くか・・・・。 正直、すっっっげー、キツイ・・・。 けど、堪えてるお前の方が、つらそうでさ」
見てらんねーって、と苦笑にも似た表情で告げられた。
こんな状況でよく気遣う台詞が出てくるな、と呆れながらも内心、高尾の観察力に感心しつつ。
辛くはないがそう長くも持たんな、と正直に答えて軽く腰を前後させてみた。
「く・・・・!」
その感覚に、小さく震えて高尾は息を飲む。
「動くぞ」
「・・・・・・・」
何も返答は来なかったが、軽く引かれた顎の動きで了承を悟り、緑間は腰の律動を開始する。
ゆっくりと引き抜き、それから奥まで一挙に突き上げた。
「うぁ・・・・ッ!!」
奥まで届き、高尾の背中が弓なりに仰け反る。
途端に強く自身を締め付けた内壁の強さに、思わず吐息が零れかける。
実際のところは、最初は慣らしも兼ねてゆっくりと動こうと思っていたのだけれど。
緑間としてもいい加減限界は近く、
直後、内部の熱さと締め付けに引き摺られるように激しく腰を使い出す。
「ッ!? ・・・・あ!ぅあ・・・・っ!!」
たまらず高尾の腰が与えられる強い打ち付けから逃れようと、大きくずり上がった。
それを無理矢理力ずくで引き戻し、奥の奥まで何度も突き上げる。
「――ッ! あッ、ぅ、――あ・・・・!」
「、・・・・っ」
中を突くたび、肉壁が容赦なく自身を包み込み締め上げてくる。
絡み付いてくるその感触と熱に、思わず持っていかれそうになり、振り切るよう挿出を重ねた。
「ひ、・・・・!」
角度を変えて押し上げた箇所、そこが前立腺であるらしい。
ぶるっ、と首を振り、髪を乱して高尾が悶える。
「んッ、あぅッ・・・・っ・・・、強す、ぎ・・・・ッ・・・・!」
「まだだ」
「ッ・・・・!!」
激しい快感に翻弄され、制止しようと無駄な足掻きの高尾に構わず、
前立腺を思いきり先端で押し上げてやる。
途端、膨れ上がった高尾自身が堪えきれず、僅かに白蜜を噴き出した。
また達したのか、と互いの腹の間を濡らしたそれに、
高尾自身を握ってみると、まだ硬さは失っておらず張り詰めたままで、完全に達したというわけではないらしい。
「・・・く・・・・っ・・・」
握り込んだ自身の先端部を指の腹で軽く刺激すると、
過敏な愛撫に耐えられないのか、手を伸ばしてそれを止めようとしてきた。
が、快感に覚束ない手ではどうすることもできるはずがない。
「んッ、んん・・・・! ・・・・ぅ・・・・ッ・・・」
絶えず先端に触れながら、自身を根元まで埋め込んだまま、
腰を使って奥の柔らかなところを断続的に擦って刺激すると、緑間自身を銜え込んだ内壁が更に更にきつく強く蠢いた。
「く・・・・」
搾り取られそうな内側の動きに、緑間も懸命に声を噛み殺す。
「あ・・・・あ!」
だがそれ以上に、高尾に余裕がない。
見て取り、シーツを握り締めて堪える高尾の手に強引に自らの手を重ね、ベッドに縫い止めるようにして前傾姿勢になり、
互いの胸元を重ねる体勢になって、突き上げる動きから内部を掻きまわす動きに腰を変えていく。
次第に結合部から響いてくる、粘ついた水音。
同時に、接近させた腹筋で高尾自身を擦ってやれば、ぱさぱさと髪を乱して首を振って悶えた。
「ッん、ぁ、・・・・い、い・・・・ッ・・・・!」
「・・・・何よりだ」
「ん、んッ・・・・!」
そうしているうち、緑間の動きに連動して、高尾の下肢が次第に揺らめき始める。
内部、深いところを埋めた切っ先、括れの部分で執拗に引っ掻きあげるようにして突いていくと、
全身をがくがく波打たせ、愉悦の声を伝えてきた。
「真、・・・・!」
この上なくきつく締め上げてくる内壁。
鼓膜を打つ音と、搾り取るように自身に絡み付く内側の粘膜は、高尾本人だけでなく、緑間の絶頂も誘ってくる。
「・・・・ッ、」
「ッ、うっ、・・・・・ッ!!」
蓄積した快楽と、与えられ続ける快感に高尾が喉を晒して仰け反る。
大きく揺らぐ全身に、緑間も彼の限界を見て取って。
合わせて自分の高みも予兆し、互いの絶頂を追って激しく腰を使った。
シーツに縫い止め、重ねた手に力が込められ、連動して内部が収縮を始める。
自らも迫り来る絶頂感を堪え、
「ッ、・・・・!」
自身を熱くうねる粘膜で擦り上げながら、最後の最後。
一番深いところまで力任せに腰を打ちつけ抉って、乱暴ともいえるほど強く強く突き上げた。


「ぅあ・・・ッ・・・・、あ、 ――――あぁ・・・・あッ!!」


直後、一際大きく震えて達する高尾自身。


次の瞬間、温かな大量の白蜜が互いの腹の間を濡らし、
続けて何度も身体を震わせながら高尾がそれを数回に分けて全て吐き出して、
それから全身の力を抜くと同時。


「ッ・・・・、っ!」


緑間も息を吐く。
絡み付いたまま未だ離そうとしない肉壁から、振り切るように自らを引き抜き、
間髪の差で荒く喘いで上下する高尾の腹の上に、同じくらい昂ぶった熱を散らした。

















































「―――――――――――― てなのが初夢だったんだけど・・・・どうしたらいいオレ」




と、ここまで一気に語り終えた高尾が深い深いタメイキをつく。
「・・・・・・それをオレに細かく話す意味と意義と理由と理屈は何だ」
対して、
勝手にそんな淫夢(※緑間にとっては悪夢)(※しかも初夢) に登場させられた上、
最初から最後までノンストップで事細かに内容を聞かされた被害者(・・・・)、緑間は低く唸る。
「冗談もいい加減にしろ高尾」
「うん・・・・オレも、冗談で終わらせようと思ってんだけどさあ」
正直、そんな押せ押せの真ちゃんに心臓バクバク言わせながら飛び起きちまった現実、ってのがリアルなところでさあ、と頭を抱える高尾。
「〜〜〜〜それはオレではない!!」
「あー、まあ、そりゃそうなんだけど」
「途中から視点が入り混じって最終的に逆転しているあたりからして陳腐極まりない。 文章的にも語り的にも全てが支離滅裂なのだよ」
「わかってっけど! そこらへんが夢だからごちゃごちゃしてんだって」
抱えた頭をがしがしと掻きつつ、「てな訳でな?」 と急に意識を切り替えたらしい高尾が、何を言ってくるかと思えば。


「初夢が正夢になっちまう前に、逆夢ってことで。 今日あたり、どーよ」


「正夢にも逆夢にもならん。 安心しろ」


「ええ? ユメくらい自由に見させろよー。 つー訳で、リハビリがてらキスくらいしてもいーよな?」


「却下だ。 勝手に見て勝手な要求にも程がある」


「チッ。 んじゃ次はこう、『新妻・真太郎』 みたいな感じのテイストとスタンスで頼むわ」


「〜〜〜〜〜〜〜〜 鳥肌が立つのだよ!!」












―――――――――― 謹賀新年。















すいません。 コレ、2013年のエイプリルフール用に書いて、そのまんま出せずに眠らせておいたものを最後だけちょっと直しただけのシロモノです・・・・
エイプリル仕様だからCPが逆だったんだよ、って今更ですな。

もう二度と出せないと思います(湿笑)。