[ おまけ ]




【高尾と黒子】


「真面目だと 『堅物眼鏡』 って言われるし、んな真ちゃんの分までオレが、ってフレンドリー演じようとすりゃ 『軽い』 って言われちまうし。 どうしろってんだよなー?」
「両極端なんですよ二人とも」




【黄瀬と黒子】


「そういえば、黄瀬君て秀徳の高尾君と友達なんですか」
「ん。 仲イイっスよー。 色々報告連絡相談しあうくらいで。 昨日もメールで色々」
もちろん黒子っちが一番だけど、とアフターフォローも忘れずに、それでも正直に答えたら。
「浮気ですね」
「な・・・・!!」
「緑間君にも伝えておきます。 こっそりメールしてるって」
「ややややめ!! 緑間っちに誤解されたら本気で呪われかねねえっスから!!」




【緑間と黒子】


「携帯、さっきからずっと光ってますよ」
「メールだろう」
「見なくていいんですか」
「どうせ高尾なのだよ」
「返信しなくていいんですか」
「諍い中だ。 構わん」
「・・・・・・。 だったら余計、見たほうが」
「返信しないことが、返信なのだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・物凄く怒ってるんですね緑間君」
高尾君、何したんですかとはあえて聞かなかった。




【高尾と黄瀬】


「目指せ亭主関白! て頑張ってたんだけどさ」
「えー? 緑間っち相手に、それはなかなかキツイんじゃ・・・・」
「ん。 無理だった」
「で、現状は? どんなんスか」
「どっちかっつったらカカア天下になってる」
「・・・・・・・・。 それはそれでシアワセそうで」




【高尾と緑間】


「起きろ。 布団を干すのだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・眠ィ・・・・・」




【高尾と黒子】


「緑間君、インフルエンザに罹ったって本当ですか」
「一昨日から休んでる」
「お見舞いには・・・・。 あ、うつるからダメですね」
「昨日も一昨日も行ったぜ。 オレ、ウィルスが憎いと同時に羨ましくてさ」
「え?」
「インフルエンザウィルス、あいつの身体の隅々まで侵してるんだぜ? 体液出させて(訳:寝汗かかせて)、ハアハア呼吸荒くさせて(訳:高熱で)、もう三日三晩もベッドに縛り付けてるんだぜー??? あーーー、ウィルスになりてえ・・・・」


「・・・・・・ボク、時々キミの思考回路が心配になります」




【緑間と黄瀬】


「模倣だの消えるだの、オマエも黒子も最早万国吃驚ショーに出演すべきなのだよ」
「・・・・・いくらなんでも緑間っちに言われたくねえっス」




【高尾と緑間】


「行くぞ高尾」
「あーハイハイ、わかった。 わかった。 ・・・・ったくゴーイングマイウェイだよな」
「強引で何が悪い。 意志を持たない人間より余程マシだ」
「まあな。 オマエのそういうトコ好き」




【黒子と緑間】


「インフルエンザ、治ったんですね」
「見舞いに来るなとどれだけ言っても毎日来るのでな。 高尾にうつして終了させた」
「? どうやってうつしたんですか」
「・・・・・・・・察するのだよ」
「・・・・・・・・あ。 ノロケですか」




【高尾と黄瀬】


「な、ココだけの話でちょっと浮気してみる?」
「ええ? んーーーー、どっちがどっちで? 黄高なのか高黄なのか、すぐには決められないし覚悟もないスよオレ」
「そこはジャンケン? とか」
「マジ? どこまでマジで?」
「・・・・・・言ってみただけだっつーの。 全部冗談」
「てコトにしとかないと、怖いスからね緑間っち」
「黒子だってあれで結構」
「・・・・・・二人に揃って呪われたら、一発スよきっと」




【黒子と黄瀬】


「・・・・また女の子に囲まれてたって聞きました。 昨日」
「だっ・・・誰から・・・・!!」
「・・・・・・・・。 カマをかけてみたんです。 当たったんですね」
「ひひひ酷いっスよ黒子っち・・・・!」
「ちょっと頭に来たんで、ボク、一週間くらい拗ねます。 その間はメールとかもしないですからそのつもりでいてください」
「は? 一週間? 限定???」
「それがボクの限界ですから」




【黄瀬と黒子】


[上の続き]
「くくく黒子っち・・・・!!」
「き・・・黄瀬、君?」
「オレの限界、今越えたんで」
「な・・・・」
「拗ねるならこれからメチャクチャ可愛がらせてもらって、その後に拗ねてもらうってコトで!」
「何言い出すんですか、下ろして下さ・・・・!」




【黄瀬と緑間】


「奇跡など何一つ信じていないのだよ」
「ただ、願ってるだけスよね」













たまには・・・・こういうのもいいかなって・・・・(笑)